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SKINS WAY

「460馬力を乗りこなすための、トレーニングメソッド」プロの女性レーサーが語った、体づくりとリカバリー術

時速何百kmの中で、極限の速さを競うカーレースの世界。ドライバーたちはスピードが生む圧力を体に受けながら、ハンドリングやペダルワークを駆使して最速を目指します。その負荷は想像を超えるものであり、彼らの心拍数はレース中に180まで上がることもあるといいます。

塚本奈々美さんは、そんな世界で活躍する女性レーサー。日本で唯一、スピードレースとドリフト競技の両方を戦うプロの女性レーサーは、最先端のトレーニングメソッドを駆使して、男性ドライバーたちに挑んでいます。もちろん体のリカバリーもレースの結果につながるポイント。彼女にレースへ向けたトレーニングからリカバリー方法までを聞きました。

“「理想のドライビング」に欠かせないインナーの筋力”

————    女性としてプロレーサーの道を歩むのは大変だったと思いますが、塚本さんにとってレースの魅力とはどんなものでしょうか。

現実とは違うレベルの世界を楽しめることですかね。レース中はアドレナリンも出るし、他では味わえない爽快感があると思います。なかなかレーサーを目指す人が少ない中で、しかも女性でチャレンジするのは大変だと言われましたが、シンプルにやりたいことを追い求めた結果、この道を選んでいました。

————    レーサーとして、塚本さんが心がけていることはありますか。

レースは自分との戦いですから、いつも自分を冷静に見るように。その上で、完璧なレースをして美しく勝ちたいですよね。でも、100%納得するレースはありません。いつも向上すべきポイントが出てきます。それと対峙しながら、一段上に行けるよう考えていますね。

————    ドライビングはもちろん、体のトレーニングにも相当力を入れていると伺いました。レースに臨む上で、やはり体づくりは重要なのでしょうか。

かなり重要です。特にインナー系の筋力ですね。というのも、レース中、私たちの体には大きなGがかかります。一般の人が体験すれば、カーブやブレーキングで体が浮き上がるほど。ただ、そのGに負けて体や首が傾くと、コンマ数秒のスケールで動体視力の反応が遅れるんですね。またGに耐えられないと、ハンドルやペダルに体を預けてしまい操作の質が落ちます。

もうひとつ、筋力と関連するのがペダルワークです。時速何百kmもの車でブレーキを踏む場合、一般車とは比べ物にならない重さなんですよね。しかもレースの中には、電子制御をなくして、あえてドライバーの踏力(ペダルを踏み込む力)だけで操縦させるものもあります。その重さに対して、レース中は踏む量を細かく調整し続けなければなりません。

ですので、Gやペダルの重さに対応できるよう、体幹から鍛える必要があるんですよね。

"シルエット重視の筋力アップがパフォーマンスにつながる"

————    塚本さんの場合、相手は男性レーサーになるので、よりパワーの面がポイントになりますよね。

そうですね。その意味で転機となったのが、2015年に参戦したポルシェ・カレラカップジャパンというシリーズです。このシリーズは、全ドライバーが同じ車種で挑む“ワンメイクレース”なのですが、使われるのは460馬力のハイパワーマシンで、しかもブレーキ系統の電子制御があまり装備されていないため、ほぼ自分の踏力で操作しないといけません。もちろん男女同じ条件ですから、どうしても踏力を大幅にアップさせる必要がありました。

————    どんな対策を取られたのでしょうか。

トレーナーの北島達也さん(※)に相談し、一から体を作り上げました。特に背面、太ももの裏からお尻にかけてです。北島さんの理論は「筋肉のパフォーマンスとシルエットは相関する」というもの。魅力的に見える体型が、実はもっともパフォーマンスに通じるということなんですよね。そこで、輪郭を意識しながら筋肉をつけていきました。
※北島達也…トレーナー。ボディビルダーの本場であるアメリカ・カルフォルニアにて、日本人初のチャンピオンになった経歴を持つ。その後、多くのプロアスリートなどを指導。現在は、YouTube「THE WORK OUT」などで独自のメソッドを伝えている。 その結果、踏力は倍近くになりました。それと、これは予想外だったのですが、お尻から脚のラインについて「きれいになった」と言ってもらえるようになって(笑)。トレーニングで見た目がある程度ゴツゴツしても仕方ないと思っていたので、嬉しい誤算でしたね。

トレーニングで意識したのは、つま先に重心をかけて鍛えること。そうしないとパフォーマンスに直結する筋肉は育たないんですよね。これも北島さんから教えていただいたのですが、それらの準備によってシリーズを戦い抜く筋力がつきました。

————    お話を聞いていて、体づくりへの意識の高さが伝わってきました。

レース中は、座っている状態で心拍数が180に上がるほど負荷がかかりますから(笑)。体が資本です。

"レース前は疲労の極限。就寝時も使うスキンズの良さとは"

————    体が資本とのことですが、リカバリーの面ではスキンズを愛用されているようですね。

レース中はレギュレーションの関係で着られませんが、テスト走行や練習の際はレーシングスーツの下にDNAMICを着ています。寝ている時もRY400を着用していますね。

カーレースのほとんどは土日に予選と本戦を行いますが、私たちは木曜から何度も練習とテスト走行を重ねているんですね。そのため、実は土日が一番体の負担がを感じている時。なので、サーキットにいる時から寝る時まで、いかに体をリカバリーするかが結果に直結します。

————    その中でスキンズを使っている理由は何でしょうか。

まず着圧感が強くないこと。着圧の強いものだと、膝の裏や肘などがズレてきて違和感が生まれます。スキンズはちょうどよい着圧なので、体の一部という感覚ですね。使用してからは、体の負担をリカバリーできるようになったのを実感しています。

————    就寝中に使われているRY400も同様でしょうか。

そうですね。私は少しでも違和感があると寝られないタイプなのですが、スキンズは大丈夫でした。他の就寝用インナーを試したこともありますが、どうしても締め付けられて寝心地が悪かったんですよね。でもスキンズは問題なく、今は上下を着て寝ています。

————    ありがとうございます。ぜひこれからも貢献できればと思います。

実は今、ふくらはぎを多用するドライビングスタイルを構築中なので、今後はカーフタイツも使うかもしれません。ドライビングのスキルはもちろん、トレーニングやリカバリーにもさらに力を注いで、ひとつでも上を目指していきたいですね。

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塚本 奈々美(つかもと ななみ)

レーシングドライバー


2013年よりGAZOO86/BRZレースのドライバーに起用され、2015年からはポルシェ・カレラカップジャパンに参戦。年間チームチャンピオンを獲得する。2016年、2017年は、GAZOO86/BRZとともにドリフトレースのシリーズにも参加。スピードレースとドリフトの両シリーズに参戦する唯一の女性プロドライバーとなる。

ハードワークやトレーニングは、身体に大きな負担を蓄積させます。
DNAMICは動的段階的着圧による適した着圧で、筋肉をサポートし、
怪我のリスク軽減や、身体の負担をリカバリーします。